【新製品】In-situ XRD用高温チャンバー HTK 1500 のご紹介

2024.07.23 (Tue)

最高1500℃、反射も透過も測れるXRD用高温チャンバー

Header Image

Anton Paarの新製品のご紹介です。

業界トップシェアのアントンパールXRD用温調チャンバーシリーズの新製品がリリースされました。
HTK1500は、サンプルの加熱ムラが最も少ない環境型非接触ヒーターを採用しており、室温から最高1500℃まで高精度にサンプルの温度と雰囲気を制御します。

本機は通常の反射測定だけでなく、キャピラリー回転機構を備えた透過測定にも対応するほか、厚み20 mmまでのバルクサンプルの高温XRD測定を行うこともできます。化学的に不活性で安定なコランダム製のサンプルホルダは、様々なサンプルの高温XRD測定による多形の調査や結晶相転移の観測を可能にします。

HTK1500はアントンパール製XRD装置XRDynamic 500に最適化されたデザインで、全自動の高さ調整機能に完全対応します。また、従来の高温チャンバーよりもサンプル交換を容易にする新デザインを採用しております。

これまでの高温チャンバーでは足りなかった温度範囲、面倒だった取り付けや光学調整など、HTK1500は高温XRD測定のあらゆる悩みを解決します。

HTK1500の詳細はこちらから

 

スペック

  • 温度範囲:室温~1500℃
  • 圧力範囲: ≤ 10-1 mbar ~ 0.5 bar rel.
  • 雰囲気;真空・空気・窒素などの不活性ガス
  • 角度分解能:0.021° (XRDynamic 500の基本性能)