最高1500℃、反射も透過も測れるXRD用高温チャンバー
Anton Paarの新製品のご紹介です。
業界トップシェアのアントンパールXRD用温調チャンバーシリーズの新製品がリリースされました。
HTK1500は、サンプルの加熱ムラが最も少ない環境型非接触ヒーターを採用しており、室温から最高1500℃まで高精度にサンプルの温度と雰囲気を制御します。
本機は通常の反射測定だけでなく、キャピラリー回転機構を備えた透過測定にも対応するほか、厚み20 mmまでのバルクサンプルの高温XRD測定を行うこともできます。化学的に不活性で安定なコランダム製のサンプルホルダは、様々なサンプルの高温XRD測定による多形の調査や結晶相転移の観測を可能にします。
HTK1500はアントンパール製XRD装置XRDynamic 500に最適化されたデザインで、全自動の高さ調整機能に完全対応します。また、従来の高温チャンバーよりもサンプル交換を容易にする新デザインを採用しております。
これまでの高温チャンバーでは足りなかった温度範囲、面倒だった取り付けや光学調整など、HTK1500は高温XRD測定のあらゆる悩みを解決します。
スペック
- 温度範囲:室温~1500℃
- 圧力範囲: ≤ 10-1 mbar ~ 0.5 bar rel.
- 雰囲気;真空・空気・窒素などの不活性ガス
- 角度分解能:0.021° (XRDynamic 500の基本性能)