
研究に使う装置や部品、「市販品ではちょっと合わない」と感じたことはありませんか?
今回は、とある大学研究室の研究者から寄せられた特注ホルダーやセルのご相談をもとに、青山商事のオーダーメイド対応についてご紹介します。
「こんなこと頼めるのかな?」と思ったときこそ、お気軽にご相談ください。
既製品じゃ足りない?研究現場のリアルな声
研究の現場では、メーカー既製品だけでは対応しきれないニーズが少なくありません。とくに最先端のテーマに取り組む研究者にとっては、「市販のセルやホルダーでは実験条件に合わない」「この形状のままじゃ測定ができない」といった課題が日常的に発生します。
たとえば非常に貴重なサンプルの場合、試料量がごく少量に限られていることがあります。そんなときは、微量でも測定ができる特殊なセルが必要です。また、加温や冷却した状況でサンプルの動向を知りたいときは、温度が調整できるセルが必要になりますが、市販品で条件に合うものがないこともしばしば。
そんなときは、分析機器代理店の特注対応が力を発揮します。「こんなものが欲しいんだけど…」という声に耳を傾け、メーカーと連携しながら形にしていく。青山商事では特注品の相談や設計も承っております。
オーダーメイド対応で実現した特注品例
今回、大学研究員からご相談いただいたのは、市販では手に入らないセルの加工と専用ホルダーの製作でした。研究で必要な形状やサイズ、材質などを詳しくヒアリングし、設計段階からメーカーと連携して仕様を固めていきました。
試作品が完成したら、実際に研究室でテスト。微調整を繰り返しながら、「この形なら安定して測定できる」と高評価をいただいたときはホッとする瞬間です。私たちは研究現場に最適な特注品をお届けするだけでなく、「研究スタイルに合った環境が整える」ということにも貢献します。
相談しやすい関係性で大型機器も予算内で導入へ

予算の話は、とても繊細な内容で伝え方が難しいですよね。私たちは、「これまでのやり取りがある相手だから、話しやすい」と感じていただける関係性作りを重視しています。
実際、オーダーメイド品をご購入いただいた研究室では、予算を超えた新規機器の導入について悩んでおられました。これまでに多くのご相談をいただき、関係性ができていたという背景があったので、研究内容に寄り添ったご提案と、予算に応じた柔軟な調整もさせていただきました。導入後は、予算面だけでなくサポート面でも大変ご満足いただいております。
まとめ
研究者の「もっとこうしたい」「こんな装置があったら便利なのに」という声に応えるために、青山商事は常に寄り添い、考え、かたちにします。
特注品のご相談は、実は特別なことではありません。「ちょっと相談してみたい」「他では断られてしまったけれど…」という段階から、私たちがお手伝いできることがあります。
研究環境の中で“あと少し”の不便を感じているなら、ぜひ一度ご相談ください。皆さまの研究がより自由に、快適に進められるよう、私たちが全力でサポートいたします。
分析計測ジャーナルではささいなことでもご相談可能です。なにかございましたら一度お問い合わせくださいませ。
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