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【事例記事】お客様のニーズに合わせて柔軟に対応!機器メーカーを揃えるメリットとは?

2025.05.07 (Wed)

  • メリット
  • メーカーを揃える

記事を書いた人 :

bunseki-keisoku

「研究で使用する分析機器を選定する際、どのメーカーのものを導入すべきか迷っている」
「新規ラボを開設するが、どの機器が最適なのか判断が難しい」

このようなお悩みはありませんか?

今回はある研究室における機器導入の事例を紹介します。研究環境に最適な機器を選定するポイントや、メーカーを統一するメリットについてご紹介します。

HPLC・GPC・小型試験機の導入に至った背景

ある研究室がラボを拡大することになり、分析機器の新規導入が求められていました。当初の計画では、これまでの研究室で使用している既存機器と同じモデルを導入する予定でした。しかし、研究室の方向性が「最先端の技術を活用する」方針へと変更され、改めて機器の選定が行われることに。そのため研究の目的や今後の発展性を考慮し、以下の機器が導入されました。

  • HPLC(高圧グラジエントシステム):最新モデル Nexera を導入
  • GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー):研究内容に最適な仕様を選定
  • 小型試験機(EZ-SX):試験精度向上のために新規導入

これらの機器の導入によって、高度な分析が可能になり、研究の効率化にもつながる環境が整備されたのです。

ニーズの変更にも柔軟に対応

機器の導入を検討する中で、研究計画の変更に伴い機器の選定基準が変化することはよくあります。

今回のケースでも、「当初は既存機器と同じモデルを導入する予定でしたが、より高性能な機器を導入したい」という変更がありました。こうした変化に対し、単に「おすすめの機種を提案する」だけではなく、お客様の研究環境にとって本当に最適な機器を選定できるようにサポートします。

たとえば、青山商事島津製作所がパートナーなので、

  • メーカーと密に情報を共有し、いつでも最新情報をお届け
  • 必要であれば技術者を手配し専門的なアドバイス

という対応が可能です。

機器メーカーを揃えるメリット

新しい分析機器を導入するときにメーカーを統一すると、運用の効率化やデータの整合性向上など、多くのメリットが得られます。今回のケースでは、HPLC・GPC・小型試験機を島津製作所の製品で統一し、以下のような利便性が向上しました。

データの一貫性が確保

機器メーカーを揃えると、データの一貫性が保てます。たとえば島津製作所の機器で揃えると、共通のデータフォーマットや解析ソフトウェア(LabSolutionsシリーズ)が使用できるので、測定条件の互換性が高まります。異なる機器で取得したデータでも、メーカーが同じならデータの統合・比較がスムーズです。そのため研究の精度向上と業務の効率化につながります。

操作性の統一で業務効率が向上

同じメーカーの機器では、ソフトウェアのインターフェースが統一されるので、オペレーションの負担が軽減します。とくにHPLCやGPCなどのクロマトグラフィー分析では、共通のソフトウェア環境なら研究員が新しい機器に適応しやすく、トレーニング時間の短縮につながります。

アフターサポートの一本化

問い合わせ窓口も同一メーカーなら一本化されるので、メンテナンスやトラブル対応がスムーズです。定期保守点検では、複数の機器をまとめて管理でき、点検や消耗品交換が効率的です。トラブルが発生した際も、メーカーに一括で相談できるので、原因の特定や修理の対応が素早く行われます。

連携機能の活用でさらに便利に

島津製作所の機器は、LC-MSやGC-MSとの連携機能も充実しており、将来的なシステム拡張が容易です。たとえば今後LC×LC(2次元HPLC)の導入を検討する場合も、既存のNexeraシステムとの統合がスムーズに行えます。また、IoT対応のLabSolutions CSを導入すれば、複数の機器のデータを一元管理でき、遠隔でのデータ確認や、研究室全体のワークフローの最適化も可能です。

まとめ

研究室の拡大に伴い、新規機器を導入した事例を紹介しました。

「機器の選定で迷っている」
「メーカーを統一した方がよいか判断に迷っている」

こんなお悩みございませんか?

分析計測ジャーナルではささいなことでもご相談可能です。なにかございましたら一度お問い合わせくださいませ。

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bunseki-keisoku