
ちょっとしたPCのエラーが、大切な研究の稼働を妨げることがあります。そんな時に頼れるのが、分析機器商社の代理店である青山商事です。今回は、ある研究所での事例をもとに、細やかなケアと迅速な対応をご紹介します。
トラブル発生の背景
ある研究所において約10年前に導入した島津製作所のマイクロフォーカスX線CTシステム「inspeXio SMX-100CT」が稼働していました。この機器は主に、非破壊検査や内部構造の3Dイメージングに使用されるX線CTシステムです。今回のお客様は、inspeXio SMX-100CTを細胞組織の構造解析などに用いられており、無くてはならない存在でした。
しかし制御PCにエラーメッセージが表示され、正常に稼働しないというトラブルが頻発。研究に支障をきたすので、早急な対応が求められる状況でした。以前からPCエラーは出ており都度対応を行っていましたが、今回は一時的な修復では解決できない状態で途方に暮れていました。
分析機器商社ならではの対応
「PCにエラーが出て、機器が動かないんです…」
こんなトラブルを相談いただくことは珍しくありません。日頃から定期的なフォローを行っているからこそ、ちょっとしたトラブルでも気軽に相談していただけます。「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思うようなことでも、まずはご連絡ください。青山商事ならではの対応をご紹介します。
ちょっとしたトラブルも相談しやすい関係性
青山商事では、お客様との日々のコミュニケーションを大切にしています。今回も定期的にお客様のところへ通っていたため、早期にご相談いただき解決まで導けました。
実際に訪問して機器の状態を確認できると、早期解決につなげられることも多いです。どんな些細な疑問でも、気軽に相談できる関係性を日頃から築くよう心がけています。
島津製作所の技術者を素早く手配
今回のケースでは島津製作所の技術者をすぐに手配し、現場でのエラー確認と修復作業を実施しました。青山商事は島津製作所の正規代理店なので、メーカーとの連携もスムーズです。代理店営業マンとメーカー技術者が一丸となって、トラブルを解決します。
トラブルの解決方法
今回のトラブルでは最終的に、
- PCの交換
- OSのアップグレード
- 関連するソフトウェアの導入
を行い解決しました。機器が無事に稼働したとき、私達はようやく肩の荷が降りるのを感じます。また喜ばれているお客様の姿を見るのが何よりもやりがいです。
こちらの研究所に導入されていた機器は導入から約10年がたち、PC以外のトラブルも今後発生が予想されました。そのため事前に、経年劣化する部品(管球や検出器など)の交換見積もりと、メンテナンス計画を提案させていただきました。費用の発生が予想される消耗品について見積もりがあると、次期の予算立てにも活用できます。
目の前のトラブルを解決するだけでなく、今後予想されるトラブルを未然に防ぐのが、研究を止めないために重要です。
まとめ
「PCのエラーメッセージが出たけど、どうしたらいいかわからない…」
「メーカーへの直接連絡はハードルが高い…」
「もしかしたら大したことないかも…」
と思うような小さなことでも、お気軽にお問い合わせください。分析計測ジャーナルではささいなことでもご相談可能です。なにかございましたら一度お問い合わせくださいませ。
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