セミナー内容
デジタルPCRは、ゲル電気泳動でバンドを定性的に確認するPCRやリアルタイム定量PCRに続く、新たな定量PCR技術です。
従来のPCRのように96ウェルプレートや8連チューブ等で反応する代わりに、多数の微細なウェルにテンプレートDNAを含む反応液を分配して反応を実施、それぞれのウェルにおける増幅の有無から定量をいたします。この増幅を陽性(ポジティブ)と陰性(ネガティブ)の1か0かで判断することが、デジタルPCRという名前の由来となっております。一般的にスタンダードサンプルを用いた検量線や、基準サンプルとの比較を必要とするリアルタイムPCRと異なり、何かの標準サンプルと比較をすることなく絶対定量値を算出できる点が最大の特長となる技術です。
デジタルPCRの主なアプリケーションとしては、病原菌やウイルス等の絶対定量、リアルタイムPCRで使用されるスタンダードサンプルの検証、ゲノムDNAにおける2倍以下の差を識別する必要があるCopy Number Variation (CNV)のタイピング等が行われています。また、混在している変異配列を検出する際には、従来法としてのキャピラリーシーケンサやリアルタイムPCRでは10-20%程度の存在比率が必要であった体細胞変異の検出にもデジタルPCRは威力を発揮します。物理的に区切られた微細なウェルに分配して反応するため、目的とする変異型配列を検出する際にサンプル中に多数存在する1塩基しか違いの無い野生型配列による非特異的反応の影響を軽減することが可能です。
本セミナーでは、デジタルPCRの原理とアプリケーションのご紹介に加え、当社のデジタルPCRシステムの利点などをご紹介いたします。デジタルPCRの可能性と手に取るように遺伝子のコピー数を知る方法を学んでみませんか?
(お申込みはこちら)
→https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/technical-resources/seminars/dpcr-experience.html
こんな方におすすめ
セミナー内容
開催日時
2023年:12月26日(火) 2024年:2月5日(月)、3月29日(金)13:30~15:00
実施方法
オンライン
申し込み締め切り:セミナー開催日3日前
プログラム
デジタルPCRの概要 |
デジタルPCRのアプリケーション |
QuantStudio Absolute Q Digital PCR Systemのご紹介 |
参加費
無料
主催
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
視聴に関する注意事項
- キャンセルはコース開始日の2週間前までにご連絡ください。
- 参加者数が最低遂行人数に満たない場合、そのコースを中止させていただくことがありますのでご了承ください。なお中止の場合は、コース開始日の1週間前までにご連絡申し上げます。
- 研究用にのみ使用できます。診断目的およびその手続き上での使用は出来ません。
- 記載の社名および製品名は、弊社または各社の商標または登録商標です。
- オンラインセミナーはマイクロソフトTeamsアプリケーションを使用します。通常のPCのみならず、アプリをインストールするとスマートフォンやタブレットでの使用も可能です。参加方法等は申し込み後にご案内します。
その他注意事項
お問合せ
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
テクニカルサポート
Email : jptech@thermofisher.com
TEL : 0120-477-392
(各会場共通)
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