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【人気記事】キムワイプの価格、年間総額で100万円以上損してるかも!?~消耗品購入の落とし穴~

2024.04.04 (Thu)

  • キムワイプ
  • 消耗品

記事を書いた人 :

bunseki-keisoku

研究室に欠かせない消耗品「キムワイプ」。

日本製紙クレシアのHPより

キムワイプとは、主に実験器具の清掃や液体の吸い取りなどに使用される紙ワイパーのこと。研究室でよく使われるので、研究者の方々にお馴染みの製品なのではないでしょうか。

日本製紙クレシアのHPより

キムワイプは「頑丈」「毛羽立たない」「繊維が残らない」「水に溶けない」などの性質から、実験の際には重宝しますよね。

日本製紙クレシアのHPより

キムワイプは消耗品なので、年間でかなりの量を消費する…なんていう研究室も多いかと思います。

このキムワイプですが、年間で総額どのぐらい費用がかかっているか把握されてますか?単価が安いものなので、あまり意識されてないのが現状ではないでしょうか。「いつも無くなったタイミングで出入りの業者さんに声をかけて発注している」というパターンが多いかと思いますが、このように発注がルーチン化してしまうと、安いところを探す努力をしなくなります。結果、年間でみるとけっこうな損をしている…なんてことになっているかもしれません。

キムワイプの金額を見直すことで、年間の消耗品の費用がぐっと下がります。こちらの記事で、一緒に価格の見直しをしていきましょう。

■年間総額の価格比較

では価格比較のために、日本製紙クレシアが出している

■キムワイプ S-200(型番62011)200枚×72箱入り

を例に見ていきましょう。(記載価格は令和3年8月現在のもの)

●アズワン株式会社

●株式会社三商

●東京硝子器械株式会社

いずれも定価は12,960円(税抜)となっております。購入価格は販売業者さんによってまちまちですが、一例として、値引率が違う場合の年間総額を見てみましょう。

●一年間に3セット購入した場合の年間総額

販売価格5%引きの場合  12,960×0.95=12,312×3セット=36,936円
販売価格20%引きの場合  12,960×0.8 = 10,368×3セット=31,104円
販売価格40%引きの場合  12,960×0.6 = 7,776 ×3セット=23,328円

値引率が大きいと差が出るのは当たり前ですが、5%引きと40%引きでは年間総額で13,608円もの差が出ました。

例えば大学などでは100を超える研究室があることを考えると、

13,608円×100研究室=1,360,800円

と、ものすごい額の差がでます。

これだけの金額が浮けば、装置を1台追加で購入することも可能になりますよね。

とはいえ、キムワイプは1箱あたり定価で200円前後のものなので、「安いから」と何も考えずに購入し続けてしまうという落とし穴があります。ですが前述の通り、年間で見るとかなりの差が出ることがわかります。

このように計算すると一目瞭然ですが、消耗品の価格見直しは意外と忘れがちなもの。年に一回ぐらいは仕入れ先の見直しや、まとめ買いによる価格交渉などをしてみてはいかがでしょうか。

またネットショップでも安く販売している場合があります。そういった購買方法でも問題がないのであれば、Amazonや楽天などで探すのもいいかもしれませんね。

■キムワイプ・キムタオル・プロワイプの違いは?

ここまでキムワイプを取り上げてきましたが、他にも「キムタオル」「プロワイプ」などは聞いたことはないでしょうか?

名前が似ているので混乱するのですが、そもそも販売会社が違います。

・キムワイプ&キムタオル → 日本製紙クレシア
・プロワイプ       → エリエール

まず日本製紙クレシアのキムワイプとキムタオルを見てみましょう。

●日本製紙クレシア キムワイプ&キムタオル

簡単にいうと、キムワイプは「毛羽立ちが少ないティッシュ」、キムタオルは「大量の液体や汚れをふき取る使い捨てタオル」のようなものです。

キムワイプは研究室・実験室・工場・病院などの机の上で見かける定番商品で、実験器具などについた汚れを、毛羽を残さずふき取ることができるので、産業用ワイパーとして重宝されています。

キムタオルは4枚重ねで吸収力が高い紙ワイパーで、大量の液体や汚れを拭き取る作業が発生するような製造業や病院などの分野でよく使われています。

ちょっとした汚れにささっと手軽に使えるのがキムワイプ、しっかり広範囲をふき取るのはキムタオルといったところでしょうか。
(※詳細につきましては、日本製紙クレシアの「紙ワイパー ラインアップ・性能比較一覧表」のページをご覧下さい)

●エリエール プロワイプ

エリエールビジネスサポーtとトト株式会社HPより

一方、エリエールが出しているプロワイプですが、正直なところ、日本製紙クレシアのキムワイプ・キムタオルとそう大差ありません。ですがプロワイプの方が多少知名度が低いので、キムワイプ・キムタオルを選びがち…という方が多いようです。

ですがプロワイプも種類豊富ですので、試しに1箱購入してみて、キムワイプ・キムタオルと比較してみてはいかがでしょうか。

■おまけ

近頃キムワイプは「キムワイプ おいしい」といったワードで検索されていることをご存知でしょうか?

こちら「ティッシュおいしい」という元ネタの絵があるらしく、その理系版?として拡散されたもよう。シュールですね…。理系の人にとってキムワイプは身近な製品なので、こういったネタもバズりやすいのかもしれません。

ちなみにキムワイプの公式Twitterにはこんなツイートもありました。

エイプリルフールにアップされたキムワイプケーキ(?)。キムワイプTwitterは他にも面白いツイートをされているのでよろしければ見てみて下さい。

キムワイプ、まさかのLINEスタンプまで販売しています。遊び心満載ですね。

■まとめ

理系の学生や研究者のお供、キムワイプ。「安いから」となんとなくいつもの発注先から購入し続けている…そんな方は要注意!一度見直しが必要かもしれません。

キムワイプの価格で何か質問ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

※損したくない研究者さんへ。こんな記事もよく読まれています↓

https://bunseki-keisoku.com/article/normal/%e3%80%90%e9%ab%98%e9%a1%8d%e8%ab%8b%e6%b1%82%e6%b3%a8%e6%84%8f%ef%bc%81%e3%80%91%e3%83%89%e3%83%a9%e3%83%95%e3%83%88%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%86

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