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"密"を見える化!?~二酸化炭素濃度測定センサーが教えてくれる安心な空間の作り方~

2021.04.23 (Fri)

  • 二酸化炭素濃度測定センサー

記事を書いた人 :

bunseki-keisoku

コロナが猛威を振るいだして早一年。

最近では「まん延防止等重点措置」の話題で持ちきりです。

大阪では過去最多の感染者数が記録されました

(参照:NHK NEWS WEB「「まん延防止等重点措置」とは? 新型コロナ」)

「まん延防止等重点措置」とは、都道府県が飲食店などの店舗や施設に対して行うことができる措置で、
●従業員への検査受診の勧奨
●入場者の整理
●発熱などの症状がある人の入場の禁止
●入場者へ感染防止のための措置の周知と、それを行わない人の入場禁止
などを定めています。

この「まん延防止等重点措置」により、「さらに気を引き締めましょう」といったムードが強くなりました。

この一年を振り返っても「密」という言葉が多用され、「人が密集する」=「感染が広がる」という認識が当たり前になったのではないでしょうか。

しかし「密を避けて対策しましょう」と言われても

・人と人との距離はどのぐらいあけるのがいいの?
・換気はどれぐらいの頻度でやるべき?
・会話はどの程度OK?

など、疑問点もありつつも「こんな感じかな…」と自己判断でコロナ対策をしている方がほとんどではないでしょうか。

そして、テレビ報道などでは「飲食店の密」が多く取り上げられていますが、人が集う場所は飲食店だけではありません。

民間の研究施設や大学など、「研究のために人が集う研究室」も例外ではないでしょう。

研究者の方々も実験を行う中で、

・密閉空間に人が密集している
・実験に没頭して換気を忘れてしまう
・長時間滞在している

などといった状況に、「このまま何も対策しなくていいのだろうか」と思われてるかもしれません。

密の状態は目に見えないだけに、不安と恐怖心をあおりますよね。

今回はこの「密」について、

「密」を可視化する方法

を一緒に見ていくことで、研究者の皆さまのコロナに対する不安を少しでも減らせたらと思います。

■そもそも「3密」とは?

そもそもの話になりますが、「3密」についてあらためておさらいをしましょう。

3密とは、「密閉」「密集」「密接」のことです。

・「密閉」→空間が閉じられていて換気ができていない状態
・「密集」→人が距離を取らずに集まっている状態
・「密接」→人と近距離で会話をしたり発声したりしている状態

https://www.johas.go.jp/Portals/0/sanmitu_tebiki.pdf
(参照:独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)HPより(※JOHAS=厚生労働省が所管する法人)

こういったガイドラインは出ていますし、皆さんも耳にしたことがあると思います。ですが「で、結局のところ何が正解なの?」と思いませんか?

「できるだけ」とか「なるべく」といったあいまいな表現も多く、対策については自己判断に偏りがちです。

それゆえに

「自分の対策はあっているのか」「この対策で防げているのか不安」

と心配が尽きないのではないでしょうか。

■二酸化炭素濃度測定センサーによる「密の見える化」

そこで近頃、感染対策として脚光を浴びているのが、二酸化炭素(CO2)の濃度を検知するセンサーです。

飲食店に設置されている「二酸化炭素濃度測定センサー」

(参照:日本経済新聞「密を見える化、換気促す 飲食店に広がるCO2センサー」参照)

密閉空間に人が密集した状態で換気がされていないと、吐く息に含まれるCO2濃度が高くなり、感染のリスクが高まります。このリスクを減らすために、換気すべき状況になったら、色などでお知らせしてくれるのが、二酸化炭素濃度測定センサーです。先日大阪府が「まん延防止等重点措置」を受け、飲食店に設置を要請したのもこれらのセンサーでした。最近では飲食店をはじめ、人が密集するような場所には、アクリル板とともに設置されるケースが増えています。

センサーを設置するメリットは、「できるだけ」とか「なるべく」といったあいまいな指標に頼らないで済むという点です。数値で見える化されることで、空間にいる人も「目に見える安心がある」と感じられるわけです。

■二酸化炭素濃度測定センサーの種類

ではその二酸化炭素濃度測定センサーですが、どういったものがあるのか一部を見ていきましょう。

■株式会社ガステック「二酸化炭素濃度測定器(CO2センサー) CD-1000」

こちらは株式会社ガステックの「二酸化炭素濃度測定器(CO2センサー) CD-1000」です。(取扱い:ジーエルサイエンス株式会社)

電源を入れるだけで二酸化炭素濃度を確認できるため、換気による感染症の予防対策が行えます。また、アプリをインストールすることでBluetoothにより、離れた場所からでも二酸化炭素濃度を確認することができます。自動校正機能搭載で、1台のスマートフォン/タブレットで複数台の測定器の濃度を確認可能です(Android対応)。

■株式会社エスコ「CO2モニター CO2-M1」

こちらは株式会社エスコの「CO2モニター CO2-M1」です。

周囲環境のCO2レベルを大型LCDでモニターできます。
●アラーム表示とアラーム音により周囲環境の換気を促す
●周囲環境レベルをGood.Normal,Poorの3段階で表示
●カレンダー、時計、温度、湿度表示も同一画面で確認

■フジテックス「二酸化炭素チェッカー」

こちらはフジテックスの「二酸化炭素チェッカー」です。(取扱い:モノタロウ)

換気対策で重要な2大要素(二酸化炭素・湿度)が手軽にチェックでき、数値と色で換気のタイミングがわかります。

世の中には他にもさまざまな種類の二酸化炭素濃度測定センサーが販売されています。用途にあわせて、選定されてはいかがでしょうか。

まとめ

コロナが猛威をふるいだした頃は「密が怖い」と漠然とした恐れがありました。

ですが今は、その密を「数値によって可視化する」ことも当たり前になってきたことがおわかりいただけたかと思います。

見えない密におびえるよりも、密を見える化して対策を講じる。

研究者の方々も、安心な空間で実験を行えるよう、こういったセンサーの購入をご検討いただくのはいかがでしょうか。

二酸化炭素濃度測定センサーについてご質問ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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