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【事例紹介】高性能が正解とは限らない!研究目的に寄り添う装置選定

2025.11.17 (Mon)

  • LC-MS
  • LC-MS/MS
  • 事例紹介

記事を書いた人 :

bunseki-keisoku

「できれば高性能の機種を導入したい」「でも、予算との折り合いがつかない」こんな悩みは、研究現場ではよくあることです。

この記事では、限られた予算の中でちょうどいい性能を見極め、研究目的をしっかり満たす装置選定を実現した事例をご紹介します。

「理想」と「予算」のはざまで装置選定に悩む研究室

新しい研究設備を導入する際、「高性能であるほどいい」と考える研究者は少なくありません。分析機器は性能の高さが結果に直結するので、より高性能な機種を選びたいと思うのは自然なことです。しかし実際には、研究テーマや測定対象によって必要な性能は異なり、「最高スペックが必ずしも最良の選択ではない」場面も多くあります。

  • 目的
  • 性能
  • コスト

これらのバランスをどう取るかが、導入検討時の大きな課題です。

ある大学の研究室でも、まさにその課題に直面していました。同研究室では、食品中の機能性成分やアミノ酸などを分析するため、共同利用施設でLC-MS/MSを使用してきました。共同利用施設のLC-MS/MSは高感度で信頼性の高い結果を得られる一方、利用機会の制約や測定スケジュールの調整に時間がかかるなど手間がかかっていました。そのため、研究室では自前の分析環境を整えたい、という思いが強まっていました。

しかし、いざ自前導入を検討してみると、LC-MS/MSは導入費用が高額で、研究予算の枠を大きく超えてしまうことが判明。「性能的には理想だが、現実的には難しい」研究室では導入を見送らざるを得ない状況となっていました。

研究目的に即した「最適解」をご提案

青山商事では島津製作所の技術者に、研究室の教授が測定したい物質と試料の条件を相談しました。すると、島津の技術者は、LC-MS/MSではなくLC-MSでも十分な結果が得られるのではないかと助言。切り替えに際して、依頼分析にて検出感度を検証しました。その結果、想定以上に鮮明なピークが得られ、LC-MSを導入する方向で進みました。

「LC-MSでもここまできれいに測定できるとは思わなかった」教授からはそんなお言葉をいただきました。この検証を通じて、性能過剰にならず、予算と研究目的の両立がかなう「最適解」としてLC-MSをご提案できました。

青山商事では、一貫したサポート体制を整えています。今回のケースでも、以下のサポートを行いました。

  • 研究目的に合わせた技術相談
  • メーカー技術者との連携
  • 依頼分析による検証
  • 予算に合わせたグレードの提案

青山商事は、単なる装置販売にとどまらず、「何を測定したいのか」「どの程度の感度が必要なのか」といった研究目的や背景を丁寧に伺います。そして最適な機器構成を、実測データの裏付けとともにご提案。予算や導入環境などの制約がある場合でも、技術的な検証と現実的なプランニングを行い、研究のパートナーとなるよう努めています。

「なぜこの機器?」に答える資料をご用意

青山商事では、今回のように「目的に対してどのグレードが最適か」を明確にできるよう、装置の比較資料や分析例、導入支援資料などを体系的にご用意しています。また、補助金申請や予算採択に関わる書類作成のサポートも行い、研究者が限られた時間の中で導入判断を進めやすい体制を整えています。

「なぜこの機器なのか」という選定根拠を明確にすることは、研究費の予算取りの際に重要です。青山商事は、そのプロセスを安心して進められるよう、メーカー技術担当者との連携も含めて伴走支援を行っています。

まとめ

研究設備の導入では、「性能」だけでなく「目的との適合性」や「予算とのバランス」も欠かせません。青山商事は、研究者が本当に必要とする機能を見極め、技術的な裏付けと共に最適な装置選定をサポートしています。装置の比較検討や仕様のご相談など、どうぞお気軽にお声がけください。

分析計測ジャーナルではささいなことでもご相談可能です。なにかございましたら一度お問い合わせくださいませ。

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